底辺からの視線

中年親父目線で気づいたことを雑記的に書き殴るブログ

特化ブログの体裁を整えました

先週の金曜日の夜に立ち上げた特化ブログですが、なんとか体裁を整えることが出来ました。

ハゲ戦記 | AGA治療体験記

やりたいことはたくさんありますが、サチコの登録、プラグイン、アナリティクス登録。昨日の作業はそんなところです。

立ち上げたばかりのブログ

よくブログで稼ぐなんて無理ゲーなんて話を聞きますが、そんなことはありません。

戦略的に育てることで必ず、マネタイズは可能です。ブログ初心者に多いのは、立ち上げれば直ぐにアクセスが発生するという勘違いです。

はっきり言ってあり得ません。特にドメインを新規で取った場合、しばらくアクセスがないのは普通です。早くても1ヶ月、長ければ1年間は耐える時期です。

よく100記事書けば・・・なんて話を聞きますが、100記事なんて書く必要はありません。記事量が多いとpvが集めやすいのは事実ですが、時間も必要です。

アクセスがないうちにやること

アクセスが集まる前にしっかりと全体設計をして、読んでくれる人が迷わないようにしておくこと。

例えば、カテゴリ分けを上手くする。どんな情報が欲しい人にアクセスしてもらいたいか、読んだ人に何をしてもらいたいかなどを考えて記事を投入していく。

今回のブログは、レッドオーシャンに飛び込む予定なので、少ないpvで結果を出さなければなりません。

ハゲ、agaというキーワードでseoを狙うのですが、真っ向勝負を挑んでも敵わないライバルサイトばかりです。

競合サイトの見極め方

ちなみに、狙ったキーワードで勝てるか勝てないかの見極め方は、Googleで検索して、個人ブログの有無を確認します。企業サイトや企業アフィリエイトサイトしか表示されないキーワードです勝つことはほぼ不可能です。

あちらは豊潤なお金と時間、そして人材を使ってseo対策をしておられる。僕のように空いた時間で更新している個人ブロガーでは、時間もスピードも戦えません。

狙うのは日に10件検索されるキーワード

個人ブログ、特に初期は日に10件、月にして300件位のマニアックなキーワードで検索一位を狙う。

もしくは企業ブロガーが書けない際どいテーマでアクセスを集める。小さなことをコツコツと作戦しかありません。

同じ土俵で戦うのは無謀です。

例えば、企業ブロガーでは書けない以下のようなネタ・・・

オナニーでハゲるは本当か? 髪が抜ける原因 | ハゲ戦記

こんな記事を量産すれば、マネタイズは可能。集めたpvで出来るだけ多くの人が成約できる仕組みを作れば、戦えます。

正攻法では勝てないなら、知恵を絞りましょう。

週末で特化ブログを強化

特化ブログ始めました - 底辺からの視線ではじめたブログ。AGA治療の特化にする予定なのだが、なかなか競合が強くSEOに苦戦をしそうだ。

ハゲ戦記 | AGA治療体験記

2022年11月4日にAGAのオンライン診療を受けると決まって急遽立ち上げ、金土日の3日間で5記事投入。そのうち4記事は、体験談。

アフィリエイト広告を張る

ダメ元でA8のAGA案件に承認依頼を出したら、2件承認を貰えたので突貫工事でアフィリエイト広告を張りました。

とりあえず、僕がメインで使いたかった広告の承認が貰えたのでヨシとします。

次にやること

ここからは、半分メモ。

ハゲ戦記 | AGA治療体験記

5記事投入して、広告の承認を貰ったので記事の投入の前に足元を固める。

なんとなく、AGAやハゲというのは競合が強い気がしている。しっかりとSEO対策をしていかないと『骨折り損のくたびれ儲け』になってしまっては困る。

まずは、サチコとアナリティクスで様子を見る。検索エンジンに早くクロール、インデックスして貰えるようにする。

その他の施策

このブログはSNS連携をしてないが、インスタでハゲの写真を晒す。Twitterでハゲ散らかす・・・。のもアリ。

特にTwitterのアクティブ世代とターゲットがドンピシャなので、TwitterでPVを集めるのも良いかも知れない。

まだまだ4日目。やることはたくさんある。

見た目を整える

これは僕の持論なんだけど、ブログはライティングが面白ければ、写真を無理して挿入する必要はない。よく「h2タグの後には画像を」なんて言うけど、必要ないのであれば入れる必要はない。

ただアイキャッチSEO的にも見た目的に必要だと思う。と言っても、時間をかけたくないのでサクッと作ります。

アイキャッチや途中に挿入する画像に時間をかけるなら。、本文を充実させた方が得策。

特化ブログ始めました

このブログ、好きなことを書く雑記ブログですら更新できていないのに、新たなブログを始めることにしました。その名も『ハゲ戦記』

ハゲ戦記 | AGA治療体験記

今年の夏頃から「ヤケに抜け毛が増えてきたな」という実感はあったのですが、あまり気にしていませんでした。

あれから4ヶ月・・・。

前髪が後退しました。ついでにツムジが広がっていました。間違いなく、ハゲてきたました。

僕はアラフィフだし、結婚もしているし、息子たちも大きくなって学校に行ったりする機会もないし、会社はおじさんばかりだし、父も弟もハゲてるし、ハゲても問題ない。

特化ブログ始めました

AGAとか、ハゲとか、かなりデリケートな話題で誰にも相談できないんですよね。

「AGA治療してるんだ」と明るく公言している人もいますが、かなりレアケースだと思うんです。基本、ハゲに悩んでいる人は、誰にも相談できず、ストレスを溜め、さらにハゲる・・・。ハゲスパイラルに入るのです。

そんな世の中の同志のために特化ブログ始めました。

ハゲ戦記 | AGA治療体験記

結構、AGAについて悩んでいる人がいるのに、経験談ってないんですよね。

なので、AGA治療をはじめた僕が、身をもって経験をしたこと、思うことをブログにして行こうかと思っています。

特化ブログの収益なども赤裸々に

ということで、ブログで本当に稼げるかというもう一つの疑問については、これから、このブログで公開をしていきます。

ひさしぶりの特化ブログなので、上手くいくかは分かりませんが、毎月のAGA治療代くらいは稼ぎたいと思っています。

僕は、いくつかブログを運営していますが、バリバリの特化ブログというのは、現在は持っていません。アドセンスでチョロチョロ稼いでいる程度です。

特化ブログの立ち上げ時間

特化ブログを立ち上げるにあたって、レンタルサーバが必要です。もちろん、はてなブログでも可能です。ですが、自前のレンタルサーバを借りて、独自ドメインを取得した方が後々、資産になります。まあ、立ち上がるまでは時間がかかるけど・・・。

僕が利用しているのは、ブロガー大好き、Xserverです。

ちなみに最近、新サーバねの移行があり、めちゃ早くなりました。安定性も高くおすすめです。

そして、独自ドメインはお名前.com。

まあ、どちらもベタですね。だけど。ベタということは、失敗がないと言うことです。はじめてブログを始めるなら、ベタなサービスを使うのをおすすめしますよ。

サーバとドメインの用意ができたら、WordPressをインストールします。xserverは簡単インストールがあるので、サクッと配置します。

ここまで半日。そして、現在記事が3本。各記事1,500文字程度で2時間ずつ。つまり、合計10時間位です。

調べながらだともう少しかかるかも知れません

独自ドメインでのブログの始め方は、諸先輩たちが、公開しているので、調べてみてくださいね。

マネタイズについて

ハゲ戦記 | AGA治療体験記アフィリエイトで稼ごうと目論んでいます。つまり、Googleアドセンスはなしの予定です。

もちろん、PVが集まるまでの繋ぎとして登録する可能性もなくはないけど、現在のところアドセンスは張るつもりはありません。

ブログで稼ぎたいと考えているなら、きぐちさんの本が参考になりますよ。ぜひ、読んでみてください。

続きです。

週末で特化ブログを強化 - 底辺からの視線



新しいモノを手に入れるより、いらないモノを捨てる

断捨離、ミニマムなんて言う生き方が流行っていますが、それは会社でも同じです。クソみたいな社員を整理する方が新しく優秀な人間を入れるより、余程有意義なのです。

例え、売上額が上がらなくても、使えない人間を淘汰し出て行くお金を減らすことが出来れば、会社として健全になるし、何よりも働く人間のモチベーションが向上し、より多くの利益を出すことが可能。

ただ現代の日本の教育は、使えない人間を大量生産し、そんな人間を消費をするためにクソみたいな社員を整理することを許してくれません。根本的には、真面目に国の言う通りに生活をするクソ人間は仕事では使えず、どちらかと言うと日本の教育に不満を抱き、自ら成長することを選んだ人間によって社会は回っているのです。

日本全体なんて崇高な考えは持っていませんが、せめて僕の周り、我が社だけでもより健全で、より楽しい社会になってもらいたい。仕事をしない人間をどうにか淘汰したいなんて考えています。

仕事ができないのは能力じゃない

ここだけの話。仕事ができるとか、できないと言うのはスキルの話ではなくて、やるかやらないか。もっと人間の本質のところなんです。例えば、ひ弱な女子にバリバリ筋肉を虐めるような過酷な肉体労働を強いる訳ではなく、何も考えられない人間に知的な仕事を振る訳でもなく、本人のスキルに合った仕事をさせるとしても、上手く会社が回らないのは、やる気の問題なんです。

確かに、誰にでもできる仕事とスキルや知識がないとできない仕事がある。それは認める。いきなりプログラミングをしろと言ったって出来ないと言うのは認識をしています。ですが、やろうとするかしないかで獲得するスキルは違ってきます。

ズブのシロウトでもやる気になれば調べるし疑問に思ったら他人に聞くはずなんですよ。会社のためになろう。お金を稼ごうと思うなら・・・。なのに知らないから出来ないとか、自分の仕事じゃないなんてクソみたいな理由をつけてやりたがらない。

考えない、努力しないクソ野郎

そんなクソ野郎なんていないと思うあなたは幸せです。僕は、社会人を20年以上してきて、そんな人間がいなかった職場はありません。誰でも自分がかわいいので、やれないことはやりたくないんですよ。そして、どんなに効率が悪くても新しいことはやりたくない。変わりたくない。

どんなに頭が悪くてもちょっと考えれば、非効率だと気づくことも考えようとせず、アホみたいに今の手順・・・昭和の遺物にしがみついている。そして、そんな人間が一人でもいると、やる気みなぎる良い人材は他に流出してしまう。残っている人間も頑張る気にはならない。モチベーションが下がり、生産性も上がらず、みんな忙しそうにしているのに儲からない負のスパイラルにおちいるのです。

足りない人材を補充しても上手くいかない

会社で足りない人材を補充しようとしても、クソみたいな人間のせいで、上手くは行きません。変わりたくない人間が足を引っ張るんです。やり方を変えたくない人間が一人でもいると会社のやり方なんて変えられないんです。そして、困ったことに昔からいる人間のクソみたいなスタンダードが会社のスタンダードで効率的に仕事を進めようとする人間を排他する。

はっきり言うけど、そんな会社で、愛社精神を抱く人間はクソみたいな人間だけで、優秀な人間ほど逃げて行くんです。不景気でも、いい人材は他の会社でも働けるので、クソみたいな人間を雇っているような会社にいる必要はないんです。会社を本当に愛するのであれば、クソ野郎はいらない。新しい人材を求めるより、そんな人間を排他する方が効率がいい。

一人暮らしの家に女子が泊まったけど、手を出せなかった嘘のような本当の話

最初に断っておくと、僕は女性を崇め、神秘的な生き物という想いを抱いています。反面、本能の赴くまま、自分の性欲を満たすために理性を捨てて獣になることに対しての嫌悪感はありません。

生物として繁殖行為は本能であって、種の保存はDNAに刻まれた太古の昔から営んできたヒトという生物として必要なことで、男として優秀な遺伝子を女性に仕込み、元気で優秀な子孫を残すことは、何も恥ずかしがることではありません。むしろ、美しい行為で人類発展のためにはバンバン子作りに励む必要があるとすら思っています。

ただ過去にひとりだけ、手を出せなかった娘(仮に『奈央』とします)がいました。僕が一人暮らしをしていた部屋に連れ込んだのに「信じてる・・・」なんて言葉に縛られ、何も出来ませんでした・・・。

本来であれば、獣のようにお互いを求め合い、あんなことやこんなこと、さらには・・・なんて色々と妄想を実現するチャンスだったのですが、嘘みたいな本当の話です。

僕のメンツを保つために断っておくと、僕は童貞ではなかったし、奈央はとびっきり可愛く、いつでもエッチなことをするチャンスを伺っていました。なのに・・・

酔い潰れた娘をお持ち帰りする

この日は色々とあり、さらには慣れない社会人としての仕事とストレスで体力的にも精神的にも疲れていたんだと思います。普段の奈央なら酔うほどの量ではなかったので、急に酔い潰れた奈央に驚きました。

この日の出来事は以下の投稿をご覧ください。

望むポジションがあるなら、努力の前にやることがある - 底辺からの視線

男のメンツなんてくだらない。女子に押し付けるものではない - 底辺からの視線

好き勝手に生きていて諭されるのは分かるが・・・ - 底辺からの視線

終電間際から、二人で飲み始め、朝まで飲むつもりだったのに早々に奈央がダウン。終電も終わり「帰る」と言い出した奈央と駅まで向かい、タクシーに乗せようとすると運転手さんから「酔っ払いひとりじゃ乗せられない」と乗車拒否をされました。

「奈央、どうする?」

「うん。今日は恭子んちに泊まる・・・」

「恭子ちゃんに電話してみるから待っててね・・・」

夜中の2時前。恭子ちゃんのケータイに電話をしますが、出てくれません。

「・・・恭子ちゃん、出ない。どうしよう?」

「・・・」

「奈央? 聞いてる?」

駅前で座り込み、僕の肩に全体重をかけ、無防備に寝てしまった奈央・・・。タバコに火をつけ、ひとり作戦会議。

情報を整理すると、奈央は実家暮らしで母親に「今日は恭子の家に泊まる」と連絡。そして、僕と飲んでいて恭子ちゃんちには行っておらず、終電が行ってしまった駅前で座り込み寝ている。そして、僕は帰る家がある。

なんか、卑怯な気がするけど家に連れ込み、事実を作ってしまえば、恋人として・・・。いかんいかん。そんなクソみたいな行動を取ったら、会社での僕の立場が揺るいでしまう・・・。

「奈央、どうする? うち来る?」

「・・・」

ここにいても状況が変わるわけでもないし、僕も眠くなってきたので、とりあえず、社会人になって住み始めた我が家に連れて行くことにしました。

「奈央、行くよ」

深夜料金のタクシーに乗り、自宅へと向かう間もスヤスヤと眠る奈央を横目で見ながら、運転手さんと束の間の会話を楽しみ、家の近所のコンビニで降ろしてもらいました。

「奈央、着いたよ」

「うん・・・」

「コンビニで必要なモノ買って帰ろ。直ぐそこだから・・・」

「・・・うん」

「大丈夫?」

「奈央は大丈夫だけど・・・」

不安になるのは分かる。知らない土地に連れて来られ、男の家に泊まる・・・。普通に考えれば襲われても文句が言えないシチュエーションだし、さらに相手が信用ならぬ僕だし・・・。

「大丈夫、何もしない」

「うん。信じる・・・」

納得したのか、しないのかは別にして、とりあえず必要最低限の着替えと水、歯ブラシを購入してコンビニを後にしました。コンビニから我が家までの間、微妙な距離を感じながら、凄くドキドキしていました。

一人暮らしの家に二人きり

こんな美味しいシチュエーションは普通に考えてあり得ません。意中の娘と夜中の3時に家に二人きり・・・。何かが起きないハズはありません。

「ちょっと片付けるから待ってて」

「うん・・・」

と言っても、基本的に外食で帰ってきて寝るだけの部屋なので、散らかりようがありません。

カーテンを閉め、窓を開け、最終チェック。

(問題ないね・・・)

「どうぞ」

「・・・生活感がまるでない部屋だね・・・」

「確かに・・・」

リビングには学生時代から使っているレンジと冷蔵庫のみ、そして生活スペースにはシングルベッドとギター2本。そしてテレビ台とステレオだけ・・・。

「思ってたより広いし・・・」

「そうね。リビングは6畳あるし、こっちは8畳位?」

「・・・」

なんか、奈央の緊張感が伝わってきて、お互いに普段のようには話ができません。

「とりあえず、シャワー浴びてくる。好きにくつろいで」

「うん・・・」

ユニットバスでシャワーを浴び、いつも以上に念入りに身体を洗い、大きく膨らんだ身体の中心を隠しながら、Tシャツ、ハーフパンツに着替え、期待に胸を膨らまし、部屋に戻ると緊張感を隠しきれない奈央が小さく見えました。

「奈央さん、どうする?」

「シャワーは浴びたい・・・」

「うん。俺のTシャツとハーフパンツで良かったらパジャマにしてよ」

「・・・」

「何? どうした?」

「うんうん・・・。ひらめ、信じてるよ・・・」

しばしの沈黙・・・。奈央は床に座りながらカバンを抱きしめ、見上げていました・・・

(そんな目で見ないでください・・・。何もできなくなるじゃん・・・)

「俺、車で寝るし、好きに使って良いよ・・・。一応、逃げる時は鍵、閉めて行って。ここに置いとく。もしかしたら、奈央の寝込みを襲う奴がいるかも知れないから、俺が出たらチェーン掛けて」

本当は奈央とあんなことやこんなこと、無理矢理でも・・・なんて思っていたんだけど、「信じてる」なんて言われて、手を出せず逃げる小心者の僕がいました・・・。

タバコとケータイ、そして財布だけを持ち、濡れた髪のまま、愛車の待つ駐車場へ。駐車場の入り口で缶コーヒーを買い、赤い愛車の横に座り、タバコを吸いながら後悔をしました。紳士のフリをせず、いつも通り軽い男のまま、やることをやれば良かった・・・。くそ〜っ逃がした魚はデカい・・・。

まだまだチャンスはある。これからだよ。落ち込むな。ひらめっ!! なんて自分を慰めて、タバコの火を消し、空き缶を捨て、愛車の中に潜り込むと奈央からケータイに着信・・・。

「はい、ひらめ。どうした?」

「ありがと・・・」

「うん。おやすみ・・・」

「おやすみ」

 

好き勝手に生きていて諭されるのは分かるが・・・

昔々、今から20年以上も前の話。

くたびれた親父がピチピチの新入社員だった頃、まだまだクールビズなんて言葉もなく、クソ暑い夏でもスーツにネクタイが当たり前で、半袖のボタンダウンにノーネクタイで出勤する新人なんているはずもなかった時代。

多様性、ダイバーシティなんて言葉もなく、誰から同じ服装、同じ髪型。金太郎飴のように周りと同じじゃないと「変な奴」とか「変わり者」なんて呼ばれていたのですが、当時の僕は最先端、20年後のスタイルを貫き通していました。

そんな僕は会社では「変わった新人」として認識をされ、同期の女子からも奇妙奇天烈な人間だと思われていました。

女子たちは僕の知らないところで『ひらめの七不思議』などと陰口を叩き、こき下ろしていました。

その七不思議とは、記憶が曖昧ですが以下の7点でした。

  1. 馴れ馴れしいのにキモくない
  2. エロいのに行動しない
  3. 女好きなのに彼女がいない
  4. 自己中心的なのに嫌じゃない
  5. 態度が悪いのに可愛がられている
  6. 高学歴なのに頭が悪い
  7. 生活感がまるでない

要するに、一般人からすると行動が読めない『不思議ちゃん』だったようです。ただ、全ては人生をラクして生きるために必要な知恵であり、計算高く緻密に考えられた行動で、気が合いそうな人間だけが集まってくれ、僕のことが嫌いな人間は近寄ってこないようにするため、大袈裟にキャラを演じてた結果です。

当時は、特定の女子と仲良くなるより、広く浅く多くの女子と仲良くする方が楽しかったし、周りの女子たちも、そんな僕を求めている気がしていたのです。

ですが、そんな『不思議ちゃん』キャラは損をすると真剣に僕を叱ってくれた娘(仮に『奈央』とします)がいました。

以下の投稿の続きです。

男のメンツなんてくだらない。女子に押し付けるものではない - 底辺からの視線

色々とあった同期会、そして女子会に参加した後、イチバン迷惑をかけた奈央に詫びを入れるため、飲みに誘いました。もうすでに終電間際でダメ元でしたが「行くよ」とショートメールが返ってきました。

奈央と僕は、付き合っているわけではなく、ただ仲が良いだけなのですが、会社ではお酒が飲めないキャラを演じている奈央と飲み歩いているというのは、バツが悪いというか、なんとなく、みんなには内緒にしていました。

「奈央さん、大丈夫? 終電・・・」

「大丈夫。さっきママに『恭子んちに泊まる』って連絡しておいたから」

「えっ? 俺とお泊まり?」

「ひらめが本当に『エロいのに行動しない』か確認する?」

(・・・これは誘っているのか? からかっているのか?)

「行動しないなんて奈央さんに失礼でしょ? 行こう、すぐにホテ・・・」

「冗談に決まってんじゃん」

(だよね・・・)

「なんか奈央、疲れたよ・・・。お酒を飲まずにはいられない。行こう」

「うん」

東京の街は終電だろうが関係なく、いつでもお酒が飲めるのです。ということでちょっと雰囲気の良い半個室の居酒屋へ。

「「お疲れっ!」」

「奈央さん、今日は色々とご迷惑をおかけ致しました・・・」

「うん。本当に疲れた・・・」

「肩でもお揉み致しましょうか?」

「うん。お願い」

席を立ち、奈央の肩を揉む・・・。

「すげ〜凝ってんじゃん!」

「・・・気持ちいぃ」

奈央の良い香りに包まれながら、無言で肩をしばらく揉んでいました・・・。今日は本当に迷惑をかけたので、罪滅びしを兼ねて尽くそうと思っていました。

「ありがと。凄くラクになった」

「いえいえ。これくらいしか出来ませんので・・・」

「飲もう」

「うん」

奈央の正面の席に戻り、飲み始めると大きな眼を正面から見る感じで、なんとなく居心地が悪いというか、背筋をピンとしてしまいます。なんて思っていたら、急に奈央の目から涙が溢れ出てきました・・・。

(待て待て。どういうことだ? 何が起きている?)

「どうした?」

隣の席に移動して奈央の顔を覗き込むと僕の胸に顔を埋め、奈央が本気泣きをはじめました・・・

「どうした?」

無言で泣く奈央・・・。

「どうした?」

店員さんが空気を読んで、無言でおつまみをおいて行ってくれましたが、絶対に僕が泣かせたと思っているハズ・・・。

「奈央、どうしたの?」

「・・・怖かった・・・」

「何が? いつ?」

「・・・喧嘩見たの初めてだったから・・・」

「うん・・・。ごめん・・・」

「・・・女子たちは、みんな『ひらめ、よくやった!』って言ってたけど、奈央は怖かった・・・」

「うん・・・」

「・・・その後も、なんか、ずっと怖かった・・・。良かった、いつものひらめで・・・」

「うん。ごめん・・・」

「・・・そもそも、ひらめの態度が悪いから勘違いされるんだよ・・・」

「うん・・・」

奈央が泣き止むまで、しばらくそのまま、奈央に責められていました。

「落ち着いた?」

「うん。大丈夫・・・」

(大丈夫・・・だよね・・・)

「よし、飲もう」

「うん」

女子たちとの二次会まで、奈央は僕が喧嘩を売った側の悪者だと思っていたらしく、早くその場から退出させて落ち着かせなければならないと必死で、外に連れ出してからも、戻って殴りかかるんじゃないかとずっと不安だったそうです。

二次会で女子たちに細かい経緯を聞き、僕が喧嘩を売った側ではなかったので、ひと安心をしたのですが、そもそも挑発に乗ってしまった僕が気に入らなかったみたい。

「本当にくだらない、喧嘩なんてしても解決しないでしょ?」

「うん。ごめんて・・・」

「奈央と恭子がいなかったら、今頃、ひらめは超悪者だったでしょ? 会社関係の飲み会で喧嘩するなんて聞いたことない。手を出していたらクビだよ。分かってる?」

「うん。反省してる」

「本当に頭が悪いとしか言いようがないよね」

「うん」

「なんで、こんな男の周りに人が集まるんだろ?」

「・・・」

「さっきだって、結局、ほとんどの女子が来てたでしょ? なんだろうな。ズルいんだよ。ひらめは・・・。好き勝手に行動して、周りを巻き込んで・・・」

「ごめん・・・」

「ひらめのように生きている人間に憧れるというか、嫉妬するんだよ。普通の人間ができないことを何の苦もなく、やっているから」

「うん」

「自己中心的で、テキトーで、いつも楽しそうで、困ったときには誰かに助けて貰えて羨ましい・・・」

「ごめん。奈央、褒めてるの? 落としてるの? なんか、褒められてる気がしないのは気のせい?」

「そうなんだよ。ひらめは、褒められる人間じゃなくて、ダメな人間なんだよ。でも、みんなが出来ないことをさらりとやっちゃうから、ムカつくんだよ。ヒトとして正しくないんだけど、自由というか、好き勝手というか、自分のことだけ考えて行動しているのに、周りに迷惑をかけてないというか、迷惑をかけているんだけど許して貰えるというか、いい意味あきらめられているというか、期待されていないというか、なんか腹が立つ・・・。奈央は男子たちの気持ちが凄く分かる。一生懸命頑張っているのに、頑張ってない人が評価されるなんて変なんだよ。影で頑張ってるのかも知れないけど、そんなの知らないし、頑張ってるんだったら、頑張ってる姿を見せるべきだし、なんかズルい。ズル過ぎる・・・」

「奈央、大丈夫? 酔ってる?」

「いいから聞けよ。普通に考えてズルくない? こんなにダメ人間を演じていて、捻くれているのに、素直な人間だと勘違いされて、みんなで助けてあげなくちゃなんて思わせて、本当は何でも出来るくせに、やりたくないからやらないだけなのに、最低の人間で腹黒いのに、妙に愛嬌があるというか、嫌われるようなことをしているのに、好かれるとかあり得ない。普通はみんな、嫌われないように行動していて、それでも嫌われるから悩むのに・・・。誰にでも気があるような素振りを見せて、相手の気を引いて、勘違いさせて、相手を悩ませて、本人はのほほんと通常通り生きていて・・・。誰にでも『あなただけが特別』なんて態度で、本当はあっちこっちで特別な人がいて、そのうち、修羅場になって悩めばいいんだ・・・」

「うん、そうね・・・。でもさ、それが俺の生き・・・」

「帰る・・・」

(奈央さん? ちょっと言い訳、聞いてもらっても良いですか?)

一通り、僕の文句を言って、帰り支度を始めた奈央ですが、目も虚だし、真っ直ぐ歩けていませんでした。とりあえず、奈央を小脇に抱え、会計を済ませてお店を出ました。

さて、どうするかな・・・。

以下の投稿に続きます。

男のメンツなんてくだらない。女子に押し付けるものではない

男のメンツ。本当にくだらない。僕は男として、女子に頼られたいとか、「凄い人間だ」なんて思われたくはありません。

どんだけカッコつけようが、強がっても結局は人間の器なんて直ぐにバレちゃうし、僕の場合、守るべきメンツなんてモノはなくて、アホみたいにマウントしてくる男性には

「ああ、そうなんだ(コイツ、バカなのか?)」

「へえ、(そんなこと恥ずかし気もなくいえるお前の性格が)凄いね」

と相手をリスペクトしています。

女子にバカにされて男のメンツを潰された・・・なんてことも思わず、逆に「おいしい」と思ってしまうクズみたいな人間です。

できれば、女子からも後輩、部下からもバカにされ、気を使われない関係を築きたいと思っていて、守るべきメンツというモノがありません。それは40歳過ぎてから思っているわけではなく、若いときからずっと思っていることで、女子に主導権を渡してしまった方がラクに生きていけるのです。

ある事件があって、女子たちに囲まれて飲むことになりました。以下の投稿の続きです。

望むポジションがあるなら、努力の前にやることがある - 底辺からの視線

男のメンツを潰す女

飲み会で酔っ払いの挑発に乗ってしまい、大人気なく場の空気を凍らせ、多大な迷惑をかけてしまった参加者のうち、有志のメンバーで二次会を行うことになりました。とは言っても、男のメンツを潰された男子は男同士で慰め合っているらしく、飲み会の雰囲気を台無しにした僕は女子たちに囲まれて、ここにいるなんて世の中は理不尽なことばかりですね。

僕が「喧嘩売ってんの?」なんてガキみたいなことを言い、奈央に連れ出された後、僕に喧嘩を売ってきた輩は息巻いていて、それに賛同するアホな男たちで盛り上がっていたそうですが、ことの成り行きを見ていた女子たちから話を聞いた恭子ちゃんが、空気を読まず

「一生懸命頑張って結果を出せない男たちが、のほほんと仕事をして結果を出している人を嫉妬して盛り上がっているのってダサくない?」

と男のメンツを丸潰れにする一言を放ち、男子たちのテンションを下げ、さらに、一部始終を見ていた女子たちが加担をして男子たちを口撃し、男子たちの器の小ささを認めさせ、次回は僕に謝ることを約束させたらしい・・・・

「マジかっ! 彼らのメンツを潰すなよ。メンツにこだわって生きている男たちなのに・・・」

僕は男であり、男はメンツを大事にしていて、それを女子たちに総攻撃されたときの男子たちの気持ちも分からなくはありません。

僕の隣の席で、ことの成り行きを見守っていたさやかちゃんが

「だって、ひらめくん。悪くないじゃん? あれは明らかにあおっていたよ」

「ありがと。でも、さやかちゃん。彼らの前で、傷口をえぐるような発言はしない方が良いよ。恨まれるよ。きっと」

「そうだよ、さやか。ひらめを庇うとコイツは調子に乗るからやめた方がいい」

(・・・奈央さん、いつになく厳しくないですかっ?)

男という生き物は、くだらないメンツを大切にしていて、自分より弱い立場の人間には『強い人間だ』と思われていたいし、女子の前ではカッコいい男だと思われていたいのです。なのに寄ってたかって男子を口撃してしまっては、男子たちのメンツは丸潰れで、明日から明るい道を歩けなくなってしまいます。

ヒーローになりきれない男

そもそも、男にとってメンツとは、体面であり、名誉であり、自分の生き方をすべて総称したものなのです。つまり、男として『生きている証』であり、周りに見せたい自分であって、自分を認めてもらっていると確認するモノで、世間の評価の基準。

女子とは違って、男の世界には『弱肉強食』が当たり前で周りに人間には「なめられたくない」という基準が根底にあって、どれだけ仕事ができるように見せるか、他の男より富や権力をどれだけ持っているように見せるかなどなど、いつでも意識をして生きているのが男という生き物です。

なので、メンツは男にとって凄く大切なモノ。

僕の場合、そのメンツというものが欠落していて、女子の前では対面や名誉なんてモノは必要なくて、あるのは生き物としての本能、オスとメスの関係だけ・・・

なんて話を女子たちにして盛り上がっていたら、恭子ちゃんから急に質問が飛んできました。

「そういえば、ひらめくん。女子たちに囲まれているのに、普段と変わらないね」

「恭子ちゃん。どんな意味でそんな発言をしている? 意味が分からないんだけど・・・」

「普通の男子だったら、緊張したり、テンションが上がったりするシチュエーションじゃん? なんか、女子しかいないのに馴染んでるというか、緊張感がないんだよなあ・・・」

「緊張感かぁ。二人っきりになれば緊張するかもしれないけど、今は全然緊張感はないねぇ。というか、可愛い女子たちに囲まれて落ち着くよ。幸せだよ」

「根っからのスケベなのか、実は、乙女チックな男なのか・・・よく分からないよね」

「なんか、ひらめくんって『馴れ馴れしいのにキモくない』のは、女子チックなところがあるからなのかな?」

「そうかも・・・」

なんか女子たちが勝手に納得をしはじめて、話についていけません。

女子たちの中では『ひらめの七不思議』というのがあるそうで、そのひとつ『馴れ馴れしいのにキモくない』というのがあり、他の男子から下の名前で呼ばれたり、タメ口で話しかけられると鳥肌が立つのに、僕から下の名前で呼ばれても普通。

その理由が「男らしくないから」だと一同は納得していました・・・。

その他にも『エロいのに行動しない』『女好きなのに彼女がいない』理由は、僕が男ではなく女子なんじゃないか説が浮上・・・。

まあ、そんなキャラでも良いよ。

そして、迷惑をかけた謝罪の気持ちと、僕のために戦ってくれた感謝の気持ちを見せるため、この場は僕の奢りでお開き・・・。痛い出費でした。

以下の投稿に続きます。

好き勝手に生きていて諭されるのは分かるが・・・ - 底辺からの視線