底辺からの視線

中年親父目線で気づいたことを雑記的に書き殴るブログ

いくつになっても子供が可愛いのは分かるが死ぬまで面倒を見るのか?

世間の父親が、どう思っているのかは知らない。もしかしたら、僕が冷徹非道な人間だから、こんなことを思うのかも知れない。

だけど、少し付き合って欲しい。

弊社の社長とご子息の話。

70歳の社長が40歳の息子の世話を焼くのは異常だと感じる。世間的には、そろそろ息子が親の面倒を見る年代だと思うのだが、弊社の社長親子を見ると、まるで小学生の息子と若い父親のような関係が続いているのである。

そんな関係であるから、ジュニアはいくつになっても独り立ちできる人間にはなれない。だって困ったら、偉大な父親が解決してくれるんだから。

あまりにも、可哀想なのでここに記する。

弊社の7040問題

50歳が80歳の介護をする老老介護。アラフィフの僕も、遅かれ早かれ親の介護が求められる年代だ。幸いにも僕の両親は、健在で好きなことを楽しんで健気に生きています。茨城の田舎で、年金と少しの蓄えを崩しながら悠々自適な生活を送っている。

これは日本全国で問題になっている8050問題。でも、弊社では、会社の存続の危機である7040問題が発生している。一代で年商30億円の会社にした70歳になる弊社代表取締役社長とご子息(現副社長、次期社長)の親子関係である。

40歳過ぎの子供部屋親父

弊社社長は、商人として経営者として、さらに人間としても尊敬できる人物である。しかし、こと息子のことになると「親バカ」を発揮する。

事あるごとに副社長のジュニアを後継者だと公言しているのだが、世間を知らないジュニアが、恐ろしく「世間知らず」なのである。さらにコミュ障で、他人とまともに話すこともできず、取引先の前に出す度に「いつまで社長は現役か」と社長の存続を期待される始末だ。

そもそも、結婚をしたにも関わらず、相手との会話ができず、愛想を尽かされてしまうなどと聞いたことのない理由で離縁をしたり、社員旅行などコミュニケーションの場で、父親と母親に挟まれてニコニコしている40歳過ぎの親父を尊敬する人間などいない。もちろん、家族団欒を否定する訳ではないが、人前、それも社員の前で、そんな親子関係を見せつけられる社員は、命を賭けてジュニアについて行くなんて気になるはずもない。

はっきり言って・・・キモい。爆

なぜ、子供部屋親父が生まれるのか

親のお節介がないと生きられない40歳といくつになっても息子を溺愛する70歳が爆誕する理由は、親のエゴであり、育て方が間違っているからだ。

僕も二人の息子の親として注意しなければならないのだが、子供を守ってあげることが、子育てではない。早い時期にひとりで生きていけるよう・・・つまり、自立させることが、子育ての目的だと思う。

苦労をした社長だからこそ、息子たちに苦労をさせたくないと思う気持ちが人一倍あるのかも知れないが、そのお節介が、何も決められない、自力で何かを成し遂げられないジュニアを爆誕させてしまったのだ。

40歳で親に甘えるのは普通なのか

もしかしたら、僕は古い考え方の人間で、親が健在なうちは、親のスネをかじって生きるのが新しい生き方なのかも知れない。ただ、僕は息子たちにスネをかじられるのは、学生のうちだけにしたい。ギリ大学生くらいまではスネをかじらせるとしても、社会人になったら「勝手に生きろ」と思う。

そのために自立できるように育てて来たし、これからも知恵を与える。

というか、弊社の社長交代イコール廃業の危機だと社員一同思っていることを悟って頂きたい。