底辺からの視線

中年親父目線で気づいたことを雑記的に書き殴るブログ

組織が崩壊する前兆

会社だけでなく、生活をする上で形成される集団、例えば、近所の小さなママ友集団であったり、ボランティアのスポーツ少年団だったり、人が集まる集団の崩壊は所属する人間の疑心暗鬼から始まるのです。

価値観の違う人間が増え、お互いにパワーバランスを取ろうとし、誰も信用できなくなり、進むべき方向を見失い、責任の擦り付けが始まり、崩壊が始まる。

数多くの潰れた会社、ドロドロの嫉妬や疑心暗鬼で音信不通になった集団、存続が出来なくなったスポーツ少年団の原因を究明すると同じ原因であることが分かりました。

堅固な組織が崩壊する理由

令和の現代、会社の存続期間は平均10年ちょっとだし、会社が倒産するのは珍しいことではありません。多くの人は、倒産する会社は資金のショートだったり、時代の流れに乗れなかった会社が倒産すると勘違いをしているのですが、根本的な原因は、所属する人間の中に生まれる疑心暗鬼なのです。

それは会社だけでなく、友達関係やボランティアなど人間が集まって形成される集団の全てに当てはまります。このまま続けて良いのだろうかという不信感が生まれ、解決できずに広がり、やがて組織としての体をなくすのです。強く逞しく傲慢なリーダーがいるとき、例えば創業オーナー、リーダー的なママ、カリスマ的な変態リーダー学年いて周りから慕われていれば問題ないのですが、リーダー不在、リーダー不審になると組織内でお互いに疑い、足を引っ張り合い、良い状況になるはずもなく、徐々に蝕われ、崩壊をしてしまうのです。

最近で言えば、自民党にそんな兆しが見え隠れしているし、学校のPTA、少年野球、サッカーチームにもそんな兆しが見えています。

集団と組織の違い

人が集まる集団と組織の大きな違いは目的、目標、規律があるかどうかで組織として生き残るためには同じ価値観を持つ必要があります。この同じ価値観を持つというのは諸刃の剣ではありますが、組織を堅固にするには必要で多様性なんて言っていると組織は崩壊します。

カリスマ的なリーダーがいるとそのリーダーの価値観が集団の価値観になり、堅固な組織になっていくのです。ですが、リーダーがいなくなるとどこに向かうのか分からず、どうして良いのか不安になり、周りを疑い始め疑心暗鬼の塊になり、結束が弱まり、崩壊するのです。

倒産する会社の見極め方

倒産直前の会社は価値観がバラバラの方向に向き、それをまとめられるリーダーが不在になっているのです。これは僕の経験ですが、新しくまとめるリーダーが出てこないと早ければ半年、もって5年で潰れます。大きな会社だろうが小さな組織だろうが理屈は同じで、バラバラになった価値観をまとめあげる圧倒的なカリスマリーダーが必要です。会社の倒産でも学級崩壊でもバンド、ママ友全てに共通しているのは疑心暗鬼が生まれた組織は崩壊するのです。

もしあなたの勤めている会社、所属している組織に疑心暗鬼が生まれ、リーダー不在であったら逃げどきです。注意深く観察してみてください。