底辺からの視線

中年親父目線で気づいたことを雑記的に書き殴るブログ

効率よく仕事をしようと考えるのはプログラマーのエゴなのか?

効率よく仕事をしたい。余計なことはしたくないと考えるのはプログラマーのエゴなのでしょうか。というのも、どこの会社に行っても、本当に効率が悪い手順が当たり前のように行われていて誰も改善をしようとしないなんてことを最近よく見かけます。

僕が見かけたのは特別な会社だけでなく、どこの会社でも同じで効率を求めることはなく、ひたすら昭和時代から続けている非効率で生産性の低い手順を守り続けているのです。その会社の伝統で守らなければならないことであれば、生産性が低かろうが、非効率だろうが問題はないと思います。しかし、どう見ても生産性が低く、非効率な手順で、実際にその仕事をしている人たちは薄々気づいているのに、誰も変えようとはせず、時間とお金を無駄遣いしている作業が多いのが現実です。

例えば、エクセルなどのファイルを歴代管理しているような業務なんて、パソコンの記憶領域の無駄使いだし、管理をするのが煩雑になって結局、いつの時点のファイルが正解なのかが分からなくなっているなんてことがあったり、社内連絡をメールで全員に展開をし、あまりにもメールが多くなり、結局誰も読まないなんてことがあったりしています。

そもそも、会社組織で行われる作業には、目的があるわけですが何を目的にしているか、誰も理解をせず、とりあえず「言われた作業を淡々とこなすこと」が当たり前で、どうすれば短い時間、少ない労力で仕事ができるかを考えている人がいません。

仕事は効率化が大切

日本人の多くは、忙しいイコール稼げると勘違いをしています。同じ作業であれば、少ない時間、少ない人間で行った方が会社としての利益が大きくなります。結局、コストで一番高いのは人件費で、人件費を削るのが一番のコストカットになりまず。忙しく働いているのに、なかなか作業が進まないより、ラクして同じ作業を爆速で進めるのであれば、間違いなく後者の方が会社への貢献度も高くなります。さらにラクをして早く終わらせることが出来れば仕事が嫌いになる確率も低く、精神的にも余裕が生まれるはずです。

プログラマーはプログラミングスキルがあるだけでなく、ロジカルに効率化を考え行動する癖が身についてしまっています。同じ作業を繰り返したくないし、ムダな手順は省きたい。はっきり言ってサボりたい。そのサボりたいと言うのは仕事をしたくないと言う訳ではなく、出来るだけ少ない投資で最大限の利益を得たいと言うことであって、最小限の労力で言われたことを終わらせたいと考えているのです。最大限の効率化を求めるのです。

クソみたいな手順にウンザリする

そんなプログラマーの性なのか、クソみたいな非効率でムダ型多い手順にウンザリするのです。一回で済むことを何度も何度も繰り返し、やっと完遂する作業を平然とこなす人たちを尊敬すらしてしまいます。これは、どの会社にも起きていることで、上層部は現場の仕事を分からず、何でそんなことをしているのか理解をしていなくて、そしてそれが正解なのに、現場ではクソみたいな手順が正義になっていて時間も手間もかけてムダなことを繰り返しているのです。諸外国と比べて日本の生産性が低い原因は、そんなクソみたいな手順に対して、問題意識がない人が多いことです。

システム化の前にやることが多い

僕はシステム屋として色々な会社のシステム開発に関わっていますが、マジでクソみたいな手順が当たり前に行われていて「この手順は必要なのですか?」なんて質問をすると大抵の企業では「昔からやっているから」なんて理由もなく伝統的に続けている作業があり、必要なくね? なんて思う人は皆無です。これだけ効率化なんて騒がれているのに誰も非効率な手順を改善しようとはしていないのが現実です。

まあ、周りがやらないことをやれば、差別化ができ、僕のメリットになるので大きな声では言えませんが・・・