底辺からの視線

中年親父目線で気づいたことを雑記的に書き殴るブログ

女子とタメ口で話したい男性必見です。嫌われないタメ口の方法

早く女子と仲良くなるためには『下の名前で呼ぶこと』『タメ口でも話すこと』です。

と言われて「そうか、今から実践するわ」なんて簡単なことではないし、そもそも、それができていたら「すでににやってるわ」なんて声が聞こえてきそうなので、この投稿を書いています。

これは僕が30年以上女子と仲良くなることに成功している手順であって、極めて再現性が高く、難易度もそれほど高くありません。必要なのは勇気とちょっとしたコツ。

ちなみに、難易度が高いのは『下の名前で呼ぶこと』なのでこちらは演じるキャラが確立するまで封印しておいて下さい。

この投稿では、学校、会社、サークルなどなど多人数の女子と仲良くなるためにタメ口で話せるようになるコツを解説します。ちなみに僕は初見のときに女子と二人だと、なかなかタメ口になれない小心者です。

とりあえず、この前も投稿を読んで、嘘か誠か、出来るか出来ないかを判断して下さい。全てをマネするのではなく、考え方をパクることで、他でも使えるかもしれません。

前置きはこれくらいにして本論に入ります。

女子と仲良くなるコツは懐に飛び込むこと

まずは前提条件として、攻略する女子について僕なりに分析した結果をお伝えしておきます。

あくまでも多くの女子と仲良くなる方法で意中の女子と仲良くなる方法ではありません。発動するタイミングを間違えると多くの女の子友達はいるけど彼女がいない男。誰からも本気で相手にされないなんてリスクがあります。

女子は頭で考える男より魂で語る男を受け入れてくれます。頼り甲斐がある男より弱っちぃ男を受け入れてくれます。誠実な男よりテキトーな男を受け入れてくれます。優しい男より自己中心的な男を受け入れてくれます。

世間で言われていることとは正反対なのですが、間違ってはいません。弱くてテキトーで自己中心的な男が良いのです。あくまでも、多くの女子と仲良くなる男の特徴です。

なので、間違っても、誠実で愚直な人間ということがバレてはいけません。

理由は女子の懐に飛び込むためです。隙のない完璧な人間は女子から警戒されてしまいます。なので、警戒心を抱かせないために弱くテキトーで自己中心的な世間でバカにされるキャラである必要があります。

多くの女子と仲良くなるためのタメ口戦術

タメ口は仲良くなった証拠だと思いますよね。誰でも敬語で話すよりタメ口の方が親近感がわくといった経験があると思います。だから女子とタメ口で話すことに憧れるんですよね。

その発想を少し捻って見てください。実は、仲良くなったからタメ口などではなく、タメ口で話すから仲良くなるのです。

これは女子だけでなく、一般的にタメ口で話すことで、仲良くなったと錯覚をしてしまいます。あなたも、女子とタメ口で話している男は、女子と仲が良いと思ってしまいますよね。

さらにいうと、あなたにタメ口で話しかけてくる女子は、仲良くしようと考えていると思いませんか。

思いますよね。勘違いかも知れないけど、タメ口で話しかけらると距離を縮めたい意思があると思ってしまうのです。その勘違いを女子にしてもらうことで、女子と仲が良い男になれます。

とは言っても、初対面で女子とタメ口で話すのはハードルが高い。

なので、まずは一点突破を目指します。

先ずは一人とタメ口で話すことを目指す

多くの女子とタメ口で話すためには、先ず一人とタメ口で話すこと、そして、その娘の周り、そしてその周りとタメ口の輪を広げて行けば良いのです。なので、先ずはターゲットのなる女子を選びます。

イチバン効率的なのは、中心的なポジションの娘です。ですが、そんな女子はガードが硬いのではじめは、会話に参加できていない女子を探して下さい。

必ず、集団には輪に入れない女子がいます。中心的な女子の近くにいます。

もしターゲットを探している途中で話しかけられた場合は、タメ口で話をしてみて下さい。向こうから話しかけてくるときは、少なくとも嫌な感情を持っていません。なのでタメ口で大丈夫です。

ターゲットを決めたら正面には向き合わず、隣に並ぶ位置を取り、軽い感じで話しかけてみて下さい。

「飲んでる?」とか「楽しんでる?」など簡単な質問をしてみてください。向こうが敬語でも構いません。こちらはタメ口を貫き通して下さい。

話す内容なんて必要ありません。女子に気持ちよく話してもらうように、大袈裟に驚き、笑顔で聞いているよと雰囲気を出し、うなずき、たまに質問をしながら、女子に話してもらうのです。

女子との会話に自信がない場合は以下の投稿を参考にしてみてください。

女子との距離を縮める唯一の方法 - 底辺からの視線

そして、しばらく話していても、相手が敬語の場合は「タメ口にしようよ」と提案してみてください。

ちょっと勇気が必要ですが、そこは勇気を振り絞って頑張ってください。

気をつけて欲しいのはタイミングです。女子が小さな集団になってしまうとややこしいことになるので、気をつけてください。女子同士が覇権争いのように強固な団結の小グループを形成する前がベストです。

男が女子の呼び方を変えるとき

女子の呼び方を変えるというのは勇気がいることで、急に呼び方を変えるのも難しく、どのタイミングでどう変えれば良いのか悩みますよね。

例えば、苗字にさん付けで呼んでいた女性を下の名前で呼ぶとか、今まで「ちゃん付け」で呼んでいたのに呼び捨てにするなど・・・。

そもそも、女子の呼び方の選択肢が多く、苗字で呼ぶか、名前で呼ぶか、さん付け、ちゃん付け、呼び捨て色々な呼び方があり、なかなか決められません。

特に学生時代に知り合う女子たちの多くは、下の名前、もしくはあだ名しか知らない薄い付き合いの娘ばかりだったので、僕の常識であって社会人になって初めて、苗字にさん付けで呼ぶことが当たり前だと知りました。

それが当たり前、常識だといわれてもしっくり来てなかった新卒の頃の話です。

女子の呼び方は難しい

社会人になりたての頃、僕は周りから奇妙奇天烈な生き物だと認識をされていました。金髪パーマの見た目で、女子たちを下の名前で呼び、仕事をしに会社に行っているという態度ではありませんでした。

今考えるとそんな新人が入ってきたら面白くてしょうがないと思っていた先輩たちの気持ち、ヤバい奴だと思う上司の気持ちも少しは分かります。ですが、当時は生きることに必死で学生と社会人の区別がついていませんでした。反省しています。

なので同期の女子たちや先輩女子社員も基本的に下の名前にちゃん付け、さん付けが当たり前で苗字で呼ぶという習慣を知ったときには手遅れで、呼び方を変えられず、20年以上経った今でも、当時の知り合いのことは下の名前で呼んでいます。

一応、言い訳をさせて貰うと一度、皆さんを苗字プラス「さん」で呼ぼうと試みたのですが「気持ち悪い」と一蹴され、呼び方を変えることができませんでした。

そんなバカだった頃、ある娘(仮に『奈央』とします)から馴れ馴れしく勘違いする女子もいるから、呼び方を考えろというアドバイスを頂きました。

仕事とプライベートは別

僕なりに考えがあって下の名前で女子たちを下の名前で呼んでいて、社会人は常識として苗字にさん付けで呼ぶというルールを教えてくれなかった周りの人間が悪いということを居酒屋で奈央に力説をしても、奈央は一向に聞いてくれません。

「その意図は?」

「だってさ、仕事で知り合った人間だろうが、遊びで知り合った人間だろうが、仲良くした方がお互いに楽しいじゃん?」

「だからって下の名前で呼ぶ理由にはならないよね?」

「奈央さんだってさやかちゃんのこと『さやか』って呼んでるでしょ? 一緒じゃん!」

「仕事中は『仲田さん』って呼んでるよ」

「えっ? マジで?」

「当たり前じゃん! 奈央のことだって、さやかは『西岡さん』って呼んでるよ」

「そうなの?」

「琴ちゃんのことは?」

琴ちゃんとは僕の先輩の石田さんの彼女さんで、奈央の先輩のことです。

「琴音さんだね・・・」

「ほら下の名前で呼んでんじゃん!」

「奈央と琴音さんは女子同士でしょ? というか年上の人をちゃん付けで呼ぶなっ!」

「だって石田さんも『琴ちゃん』って呼んでたもん」

「そうじゃなくて・・・。なんで、ひらめは女子を下の名前で呼ぶの?」

「仲良くなってから呼び方を変えるのってタイミングが難しくない?」

僕の考えでは仲良くなってから、どうせ呼び方を変えるのであれば最初から馴れ馴れしい呼び方をしていた方が効率的で、さらにいうと初対面からタメ口で話すのも同じ理由で、そんな態度が嫌いな人間は、そもそも仲良くならないからお互いに近づかず、第一印象でふるいにかけられて一石二鳥。

「言わんとすることは分かる。だけどもだ。社会人として周りからの目もあるでしょ? 本当にくだらないことだけど、そんな態度で評価が下がるなんてバカらしいでしょ?」

「別に・・・女子たちと仲良くなれれば、それで良い」

「だから、仕事とプライベートは別なんだって。もしかして、あり得ないと思うけど、職場でもそんな感じ?」

「うん。久美子、マナ、由貴さん・・・。後誰だっけ・・・」

「待て待て。みんな先輩でしょ?」

「そうだね。先輩だね・・・」

「もしかしてタメ口?」

「もちろん。めっちゃ可愛がってもらってるよ」

「ひらめ、それで良いのか?」

「問題ないよ・・・。問題ないと思う・・・。問題かな?」

「問題だよ・・・。いくら、ひらめとその人たちが良くても周りからみると非常識だよ」

「そうかあ? なんか、みんな普通だよ」

「本当にキャラ得だね・・・」

「ありがとう」

馴れ馴れしい呼び方は勘違いされる

「奈央のことも、初めから『奈央さん』って呼んでるのが不思議なんだよね。琴音さんと石田さんと飲んだときから奈央のこと『奈央さん』って呼んでたでしょ?」

「だって苗字知らなかったもん」

「研修で自己紹介したでしょ?」

「したねー。誰のことも覚えとらん」

「・・・」

「あのときさ、俺のとこに話しかけにきたじゃん? そのとき『奈央』って名乗ったのは奈央さんだよ」

「そんなことあったねー。それで覚えてくれたんだ」

「あれは忘れないよ。『嘘つき』なんて言われたしね」

「根に持ってる? でも、ひらめ、嘘ついてたでしょ?」

「だから忘れないんだよ」

「そうなんだ。他の娘たちを下の名前で呼ぶ理由は?」

「う〜ん。俺の友達はみんな普通だからなぁ」

「普通じゃないんだよ。奈央だって下の名前を呼ぶ男子なんて家族と彼氏くらいだもん」

「え〜っ! そっちの方がびっくりだわ」

「そう?」

「俺の友達なんて、みんな普通に下の名前か、あだ名だよ。男も女も・・・。パッと浮かぶのは石川くんと人見さんくらい・・・? 奈央さんにとったら俺ってヤバくない?」

「うん。珍しい・・・。初めて会った時からタメ口だし、馴れ馴れしく呼ぶし、それを自然にする、ひらめは凄くと思うよ・・・」

「奈央さんも、タメ口だったような気がするけど・・・」

「そうなんだよね・・・。ひらめが馴れ馴れしくタメ口で話してくるから、タメ口で返さないといけない気がしちゃうんだよ」

「奈央さん、ひとつだけ確認して良い?」

「ん?」

「俺、年上なんだけど知ってる?」

「知ってるよ。院卒でしょ?」

「待て待て。奈央さん。年上には『さん付け』とかタメ口はダメって言ってなかった?」

「ひらめは良いんだよ。そんなキャラでしょ?」

なんか納得はいかないけど、別に問題はありません。

「まあ、みんなタメ口で良いの。仲良くなれるしね」

「でもさ、奈央みたいに下の名前で呼ばれ慣れてないと勘違いするんだよ」

「ああ、さやかちゃんとかね・・・。でしょ? 本当に申し訳ないよね・・・。でも、さやかちゃんなら全然ありなんだよな・・・」

「何が?」

「なんか、さやかちゃんって守ってあげたいというか、そばにいてあげだいというか、女子っぽいというか、一緒に日向ぼっこをしていてるだけでも何か楽しめそうというか・・・なんていうか、一緒にいて落ち着く? 俺が何しても笑ってくれる感じがある。というか、可愛いじゃん?」

「さやか、本当に可愛いよ。だから心配なんだよね・・・。ひらめに騙されそうで・・・」

「何? もしかして奈央さん、妬いてる? 奈央さんも凄く可愛いときがあるよ。本当に抱きしめたくなる・・・。怖いときも多いけど・・・」

この前、二人でディズニーランドに行ったときは本当に可愛かった・・・。ただ、その大きな目で直ぐ睨むから小心者の僕はビビってしまうのです。

「大丈夫。奈央さんはいつも可愛い。世界中の誰よりも・・・。奈央さんより可愛い人なんていないよ。少なくとも僕は知らない。ねっ」

「そういうところだよ・・・。どこまで本気か分からないし、ひらめの本性を知らないと真に受けちゃうんだよ」

「あははっ。でもこれはマジ。マジで奈央さんは可愛いと思う。さやかちゃんとは違うタイプだけど、奈央さんはモテると思う。よう知らんけど・・・」

「本当にそう思う?」

「思う思う、全然思う。むしろ、俺とこんなところで飲むようなオンナじゃないランクだと思うよ。マジで」

「奈央は、さやかみたいに弱い所は見せられないから可愛くないでしょ?」

「そんなことないと思うよ。凛とした奈央が好きな人もいるし、ディズニーのときの可愛い奈央だったら男はイチコロだよ」

僕は強い奈央さんが好きです。

「今、やっと奈央って呼んでくれたね」

「なかなか難しいんだよ。奈央さんって呼び方に慣れちゃったから。さらにいうと今日みたいな会社メイクだと『奈央さん』のイメージが強くて、この間みたいな可愛いメイクだったら奈央って呼びやすいんだけどね」

「ひらめに会うときはナチュラルメイクにするよ」

「なんなら今からノーメイクの奈央を見せてくれても良・・・」

「ムリ。調子に乗り過ぎっ! 変態っ! 頭の中はそれだけかっ?」

女子の呼び方を変えるのは照れるのでなかなか難しいですが、苗字で呼ぶより下の名前、さらに呼び捨てにすることで親近感がグッと近づきます。

これは僕の持論なのですが、出来るだけ早く馴れ馴れしく下の名前で呼ぶことと、タメ口で話すことで女子と仲良くなれます。なかなか難しいとは思いますが、しっかりと手順を踏めば誰でも再現可能です。

女子と仲良くなる方法。嫌われる男にならないために必要な考え - 底辺からの視線

長くなってきたので別の機会に。

女子と仲良くなる方法。嫌われる男にならないために必要な考え

女子に好かれたい。嫌われたくないというのが男性としての願望で、女子から「キモい」とか「変態!」なんて呼ばれながらも女子と仲良く戯れあっている男を見ると羨ましくもあり、嫉妬してしまいます。

同じ言動や行動をしているのに許される男とそうじゃない男がいます。それは権力があるとかないとか、見目麗しい外見であるとかないとかそんなのは関係ありません。

明らかに自分より劣っている男が女子と仲良く戯れあっているからイライラしてしまう。

そんなことありませんか?

例えば、女の子を下の名前、亜美ちゃんとか、久美子さん、メグなんて馴れ馴れしく呼び、仕事もできないくせに女子と楽しそうにしている男。いますよね。

女子は「誠実で優しい男が好き」と言いながら不真面目で責任感もなく、自己中心的に好き勝ってに女子たちを振り回している男と仲良くして、誠実で女子のためと考える男には見向きもしない。

何故、テキトーで自己中心的な男が女子と仲良くなり、誠実で優しい男が嫌われるか解説します。あくまで僕の主観であって本当のところは分かりません。さらにいうと、多くの女子を味方につけられるけど、特定の女子と親密な深い関係には慣れません。

ただ、40年以上生きてきて、いつでもどこでも、女子の集団に入り込み、女子と仲良くしてもらえてるので、大きく間違ってはないと思います。

前置きはこの位にして、本論に入りたいと思います。

軽い男と重い男の違い

男女間、男同士に限らず、重い関係はお互いの負担になり、避けたくなるのが現代社会です。「あなたのためを思って」なんて重い関係は嫌われます。

特に、女子や子供、若者など社会的立場が弱い人間は、真剣な話を自分より立場が高い(と思う)人間としたくはありません。あなたも経験があると思いますが、自分より目上の人間に、自分の思いを伝えるのは至極難しく、言葉を選び、媚を売り、相手の機嫌を取りながら、神経をすり減らす必要があります。

例え、あなたが「自分はそんな立場ではない」と思っていても社会的弱者と呼ばれる人から見ると、誠実な人間は崇高考えの持ち主で、バカはことを言ったら常識を疑われると思ってしまうのです。

社会的、倫理的、道徳的に正しいことをしている人、つまり『常識人』に否定をされると凹む。自分に自信が持てない社会的弱者だからこそ、自分が間違っていると正面から否定をされるのを恐れています。

なので、誠実な人間との関係は、重く感じてしまい、苦手意識が生まれてしまいます。それは、相手があなたを認めているからであって悪いことではありません。ですが、女子からすると面倒くさい相手と認識されてしまいます。

反対にテキトーに見える人間はどうでしょう?

不真面目で自己中心的な人間を見て、あなたはどう思いますか。おそらく「そんなんじゃ社会の荒波を超えられない」とか「世の中を舐めている」と感じるハズです。女子も同じ印象を抱くとするとどうでしょうか。

この人間に話して否定されても、痛くも痒くもない。だって、クソみたいな人間だもん。と女子は思います。それは女子だけでなく、子供も若者も一緒で、あなたも同じですよね。

立場上は偉いけど、人間としてはクズだし、なんならタメ口で話しても全然OKと舐めた態度をとります。そもそもテキトーで自己中心的な男もタメ口だし、馴れ馴れしいので何を言っても否定はされない。というか、常識がない人間に否定されても痛くも痒くもないのです。

利害関係がなさそうな方が話しやすい

現代社会で生きていると人間関係に損得勘定、利害関係はないとは言い切れません。

自分より立場が上の人との付き合いで気を使い、媚びを売るのは嫌われたら損をすると考えるからで嫌われても損をしないと思う人間には気を使いませんよね。下手をすると高圧的な言動で上から押さえつけることもあるかもしれません。

社会の荒波を越えるためには「長いものには巻かれる」ことが必要で、権力者には媚を売り、自分の立場を守ろうと考えるのが普通で「出る杭にはなりたくない」と考えるのが、世の中の常識です。

そこには利害関係、損得勘定が働き、こんなことをすると社会的に抹殺されてしまうかもしれないという不安が働いているのです。なので、常識人との会話には細心の注意を払って嫌われないようにしなければならないと本能的に感じます。

ですが、テキトーで自己中心的な人間には嫌われても問題ありません。気を使う必要がないのです。

女子と仲良くなるのは『テキトーで自己中心的な人間』

今の日本のようにクソみたいな男尊女卑の考え方、年長者が偉いという考え方が浸透している世の中である場合、立場の低い(と思われている)人間と仲良くなるためには『テキトーで自己中心的な人間』である必要があります。

誠実で優しい人間が女子から嫌われる理由は、嫌われないように行う言動や行動が常識的で女子からすると『重い』と感じるから。そして、女子が誠実な人間に対して馴れ馴れしい態度を取り、嫌われると損をしてしまうと感じてしまうからなのです。

本人は女子と馴れ馴れしくしたいと考えていたとしても、誠実な態度の人間には、誠実な態度で接するのが人間としての常識であって、誠実な態度で接してくれる男に、女子が砕けた態度を取るのはハードルが高い。

反対にテキトーで自己中心的な人間は、女子からすると『クソみたいな人間』だからその場が楽しければ問題がなく、たとえ嫌われても人生で損をすることはないと思われています。なので、言いたいことをズバっと言えるし、何を言われても気にしないのです。

なので同じ発言、例えば「可愛いね」という発言でも、女子の受け取り方が違います。誠実な男からの「可愛い」は重く感じてしまい「キモい」と思われますが、いつもテキトーな男が「可愛いね」なんて言っても「はいはい。そうね、ありがとう」と軽くあしらうことができるので「キモい」とは思われません。

そこには、権力があるとか、見目麗しい外見があるとかは関係ありません。

男性社会の常識で決めた立場という足枷が女子との距離になっていて、常識人、誠実な人間が女子と仲良くできないと悩んでいるのが現実です。

テキトーで自己中心的に見える男が、女子と戯れあっているように感じるのは、女子から『クズ』だと思われても問題ないと考えているからで、反対に『クズ』だと思われた方が仲良くなれることを知っているからなのです。

女子との会話の極意については以下の投稿で解説しています。

女子との距離を縮める唯一の方法 - 底辺からの視線

恋人同士で行くディズニーランドは最高だ。だけど、本当の彼女ではないから複雑・・・

気があるのに、微妙な距離がある女子と二人で出かけるのは緊張しますよね。

何を話せば良いのか、どんなキャラを演じれば嫌われないのか、どうすれば好感度をあげることができるのか・・・。初デートの悩みはつきることがありません。

以下の投稿の続きです。

ディズニーランドは夢の国。初デートに誘えた - 底辺からの視線

はちゃめちゃな話ですが、初デートで『恋人ごっこ』をすることになりました。

思いっきり楽しむための秘策?

僕とその娘(仮に『奈央』とします)は、何度か二人で飲んだことがあり、お互いの裸よりも恥ずかしい部分である本音で語ったこともある関係でした。

苦手な女子だけが「本当の僕」を認めてくれた。だから仲良くなった - 底辺からの視線

なんとなく、お互いに気があった、少なくとも僕には気があり、初デートにディズニーランドに行くことになりました。向かう途中で「今日は『恋人』としてディズニーランドを楽しもう」という、訳の分からない提案を受けました。

理由は「ディズニーランドは友達と行くより、恋人と行く方が楽しいから」ということでした。その意見にはまるっきり同意なので、恋人ごっこに付き合うことにしました。

(奈央と楽しめれば良いか・・・)

いざ、ディズニーランド!!

舞浜駅で降車し、テンション高めの娘と一緒に入場。「なんか天気が怪しいな」なんて思いながら、久しぶりに『夢の国』に入国しました。

入園ゲートをくぐるといきなり奈央が腕を組んできました。

なんというか、夢のような、あり得ないことが起こるのは夢の国だからなのか? なんてテンパりながらも冷静を装い、軽口が溢れました。

「奈央さん。おっぱい当たってるよ」

「変態っ」

(・・・睨むなっ!)

睨みながらも腕に絡みつく娘が一言、呟きました。

「今日だけだから・・・」

「今日だけとは言わず、いつでもOKだから」

「いや、今日だけで良い」

女心は、よく分からないし、分からないことを考えても答えが出ないし、面倒くさくなったので

「よし。スペースマウンテン行こう」

「待って。まずは『ハニーハントのファストパス』。天気が悪いから時計回りでマウンテン系に乗ろうよ。ビッグサンダー、スプラッシュ、最悪、雨でもスペースマウンテンは行けるでしょ?」

「良いよ。奈央さんに任せる」

「うん。任せて、思いっきり楽ませるよ」

(本当に今日の奈央さんは可愛い・・・)

語る、そして語る

ディズニーランドデートの良いところは二人で会話する時間がたくさんあること。それも明るい昼間で多くの場合、屋外であることです。

なんとなく開放感があるというか、構えずに話せる雰囲気でテンションも高く口数が増えますよね。この日は奈央と多くのことを語りました。

本当にくだらない与太話から、下ネタ(主に僕)、趣味の話、好きな異性のタイプ・・・から、お互いの価値観についてまで色々と語りました。

例えば、普通は自分をより良く見せるために背伸びするのが普通で、反対に頭がワルい、仕事が出来ないフリをする卑怯さを責められ、サボることを考えることが人類の発展、技術革新に必要かを力説したり、女子に愛想を振りまくロクでなしみたいな態度を否定され、僕がどれだけ女子を大切にしているか、女尊男卑の精神、女子の神秘さ、尊さを解説したり、奈央が僕のテキトーさに憧れていることを知ったり、ずっと楽しく過ごしました。

「ねえ。奈央のこと、最初から『奈央さん』って呼んでるでしょ。何で?」

「俺、基本的に女子と同じ呼び方で呼ぶようにしてるんだ。その方が仲間感が強いじゃん?」

「そうじゃなくて、他の娘は『ちゃん』づけなのに奈央だけ『さん』づけでしょ? その理由が知りたい」

「確かに・・・。なんだろうな・・・。苦手だったからかな? それに「奈央ちゃん」なんて呼んだらバカにしてる感じじゃん?」

「奈央ちゃんは嫌だな・・・」

「でしょ? 奈央さんは奈央さんって感じ」

「『奈央』でいいよ」

「ん? ははははっ、照れるわ!」

「奈央もひらめくんのこと『ひらめ』って呼ぶし」

「奈央さん、『ひらめ』って時点でそもそもあだ名だし・・・」

「じゃあ、テツって呼ぶよ」

「いや、それは勘弁してよ。照れる・・・」

「でも、『奈央さん』は距離を感じるんだよね」

「わかった。じゃ『奈央』って呼ぶよ」

「うん。その方が良い」

(慣れるまでは時間がかかるだろうな・・・)

「よし。ひらめ。そもそも論だけど、馴れ馴れしく女子を下の名前で呼ぶのは良くないぞ」

「ちょっと待って。奈央さん。なんか、改めて『ひらめ』って呼ばれるとムズムズする・・・」

「大丈夫だよ。女子の中ではみんな『ひらめ』って呼んでるから、奈央に違和感がない」

「えっ? みんな『ひらめくん』って呼んでくれてるじゃん」

「裏では、みんな『ひらめ』だよ。なんだかんだと話題に上がるんだよ」

「そうか。人気者は辛いな・・・」

「みんな不思議がってるんだよ。馴れ馴れしいのにキモくないって。他の男子に下の名前で呼ばれたら鳥肌が立つのに、ひらめに呼ばれても何とも思わない。ひらめの七不思議のひとつ。キャラ得だよね」

「う〜ん。俺はずっとそうだしな。気にしたことなかったよ。それより『七不思議』の方が気になる・・・」

僕が女子に嫌われないように気をつけていることは以下の投稿でまとめています。

女子と仲良くなる方法。嫌われる男にならないために必要な考え - 底辺からの視線

「知らない方が良いと思うよ」

「エグい?」

「そんなことないと思うけど・・・知りたい?」

「うん」

「奈央が言ってるんじゃないから怒らないでね。『馴れ馴れしいのにキモくない』『エロいのに行動しない』『生活感がまるでない』『テキトーなのに気がつく』とかね・・・」

「まあ、間違っちゃいないと思う・・・。こえーな女子」

「なんか、よく話題にあがるんだよね」

「モテる男は困るな・・・」

「でも、誰でも下の名前で呼ぶのは良くないと思う」

「ん? 何で?」

「なんか勘違いする娘もいるんだよ・・・。さやかとか・・・」

「この話は終わり。今日はやめよう。奈央さん・・・」

「そうだね・・・。楽しくなくなっちゃうね」

雨。そして相合い傘

予報通り、午後になって雨がチラついてきました。僕は手ぶらで傘を持ってきていなかったので、必然的に奈央の傘に入れてもらうことに・・・。

ずっと腕を組んで歩いていたんだけど、さらに二人の距離が近づき照れる・・・。

「奈央さん、寒くない?」

「うん。大丈夫。ひらめは?」

「俺は大丈夫。すぐ止みそうだし。どっかで雨宿りする?」

「パレードは見たいんだよな・・・」

「雨で中止なんじゃないの?」

「うんうん。雨の日の特別バージョンがあるんだよ」

「嘘? まじで?」

「みんな、レインコートを着ていて可愛いんだよ。知らないの?」

「初めて知った・・・」

豆知識ですが、ディズニーランドのパレードは雨の日バージョンというのがあって規模は小さいんだけど、キャラクターがカッパを着ているバージョンがあるのです。さすがディズニーで雨でも楽しませてくれます。

パレードが始まる頃には雨も弱まり、傘が必要なくなりましたが、ちゃんと(?)雨の日バージョンのパレードを見ることができました。

普段の『できる女』とは違い、純粋にディズニーランドを楽しむ奈央の姿を見て、本当の彼女だったら、どれほど良かったか・・・なんてセンチな気持ちになる僕がいたのでした。

夢の国からの帰宅・・・

楽しかった『夢の国』ですが、夢は必ず覚めるモノで嫌でも現実社会に引き戻されます。

辺りが暗くなり、周りは愛を語り合うカップルばかり。僕たちも今日だけはカップルに見えるかな? なんて思いながらも、電車で帰るという現実が待っていたのです。

「奈央さん、満足した? そろそろ帰ろっか」

「うん」

薄明かりの中で見る奈央はいつも以上に可愛い・・・。

「ねえ、ひらめ。ちょっとだけお願いがあるんだけど・・・いい?」

「何? トイレ? タバコ吸って待ってるよ」

2000年当時はディズニーランドの至る所に灰皿がありました。今じゃ考えられませんよね・・・

「バカっ、違う!」

「何?」

「最後にギュッとして・・・」

上目づかいで、見つめてくる奈央。

「お願い・・・」

なんか照れるし、照れてる奈央も可愛い・・・。ちょっとからかってやろうと思い、じーっと目を合わせているとキッ睨み返してくる娘。

「分かった。こう?」

「うん・・・」

「・・・」

初めてハグした奈央は思っていたより小さく、柔らかく、温かく、奈央の鼓動を感じながら、しばらく抱きしめていると急に胸を押され、いつもの奈央、可愛くないキツい奈央が現れました。

「ありがと。飲み行こう」

「奈央さん、今日は恋人ということで、僕の中心が熱く硬く大きくなってしまったので処・・・」

「変態っ! 行くよ」

夢は覚めて、いつもの二人の関係に戻ってしまいました。

もう少し覚めずにいて欲しかったなあ。ビバ夢の国。

後日の話は以下の投稿に続きます。

男が女子の呼び方を変えるとき - 底辺からの視線

 

ディズニーランドは夢の国。初デートに誘った

ディズニーランド、夢の国。ウブな男女の初デートはディズニーランドをおすすめします。その理由は2つ。

ひとつ目は、待ち時間。普段は待つことが嫌いな人間でも、ディズニーランドのアトラクション前の待ち時間は耐えられるモノで、その間にたわいもない話をして、お互いの距離が縮まること。

ふたつ目は、恥ずかしがる必要がないこと。どんなに自分の本性を隠して生活している人間でも、夢の国では恥ずかしい行動をするハードルが下がります。何故なら、周りの人間が浮かれて恥ずかしい行動をしているから。なので、自分もあまり気にする必要がないからです。多くのカップルが普段よりイチャつき、多くの人が普段は着けることのない動物の耳を着け、あり得ないハイテンションが当たり前で、それがディズニーランドの楽しみ方で、逆に僕のように冷めている人間は多くはなく、共に非日常を味わうことで二人の距離が縮まるのです。

夢の国の魔力に抗うためには覚悟と知力が必要で、そんな冷静でつまらない人間は、そもそもディズニーランドになんて近付きません。

大好きな異性と積極的に距離を縮めるなら、夢の国を利用しましょう。

そんな夢の国にいくら口説いても彼女になってくれない娘(仮に『奈央』とします)と訪れ、恋人ごっこを楽しんだ話。

以下の投稿の続きです。

友達、親友、恋人の違いは何なのか。肉体関係だけなのか? - 底辺からの視線

まだ、友達以上の関係になれなかった娘をディズニーランドに誘い、良くも悪くも二人の関係を整理、確認し帰宅した後、奈央から電話がありました。

ディズニーランドに行く約束をする

ディズニーランドに行くためには、二人の関係をはっきりさせたいという訳の分からない話になり、面倒くさいと思いながらも、恋人とは「自分を犠牲にしてでも相手のことを大切にできる人」ということに落ち着きました。

僕の中では奈央に対して、そこまでの『愛』はなく、どちらかと言うとエッチなことがしたい、一緒にいたい、遊びたいという自分本位でゲスな思いしかなく、付き合うという夢は完全に断ち切られました。

失恋というほどの大きな傷をなく、なんとなく二人の関係は友達であり、このままの関係を続けるのがベスト。なんて一人で納得し、解散。

納得し帰宅したハズなのに、なんか納得できずに悶々としていると奈央からの着信がありました。

「はい、ひらめ。お疲れ。どうしたの?」

「さっきの話なんだけど、やっぱり行く」

「ディズニーランドの話?」

「うん。ひらめくんが良ければ・・・」

「もちろん。行こう」

女子の移り気というか、気の変わりように振り回されていたのですが、悪い気はしない、逆に喜んですらいる自分のMっ気に感動を覚えました。

決行日は来週の金曜日。二人で話した結果、比較的空いている平日の方が良いということで有給休暇を取ることにしました。

好きな娘とディズニーランドへ

いつも以上に仕事に身が入らない時間を過ごし、楽しみにしていたデートの当日。いつも通りの時間に起きて、テレビをつけると降雨確率が40%。イチローの打率より高い。なんか、雨だと面倒くさくなってしまい、これだけ楽しみにしていたのに気分が下がります。

とりあえず、奈央にショートメール。

「雨みたいだけど、どうする?」

速攻で電話がかかってきました。

「おはよう」

「おはよう。行くよ。絶対に行くもん」

「雨だと面倒くさくない?」

「午後からでしょ? 小雨でしょ? 行こうよ」

「OK。じゃ新宿で・・・」

「うん」

7月の初め、梅雨時期なのでしょうがないけど、雨か・・・。

いつものスーツではなく、ダボダボのTシャツにジーンズ。そして一足しかないバッシュ。ポケットにケータイと財布、そしてタバコ。速攻で準備をして家を出ました。

待ち合わせ、そして移動

本当なら、納車したばかりの車で行きたかったのですが、奈央からクルマだと帰りに飲めないから電車で行こうと言われ、通勤ラッシュの電車に乗り新宿で待ち合わせです。

東南口の広場、階段下の喫煙所でタバコを吸いながら、行き交うサラリーマンを眺め、仕事をサボってデートに行く優越感に浸っていると、ジーンズにノースリーブのシャツを着た奈央が笑顔で現れました。

(・・・可愛すぎるだろ)

「おはよう。奈央さん、反則級に可愛くない?」

「ありがと。行こう」

「うん」

それまではスーツ姿、仕事用のメイクしか見たことがなく、私服姿でナチュラルメイクをした奈央に緊張してしまうチンケな男・・・。ちょっと、ボ〜ッとしていると、奈央が大きな目で睨んできました。

「ねえ。早く行こうよ。朝から変な目で見ないでよ」

「いやマジで可愛いわ・・・」

「だから、そんな関係じゃないでしょ? 行くよ」

「うん」

激混みの中央線で新宿から東京へ。普段は腹が立つ満員電車も奈央と身体をくっつけながらの移動だと「悪くない」むしろ、嬉しい気分・・・。僕は冷静を装っていたのですが、奈央は既にハイテンションで密着をしてゼロ距離なのに僕を見上げながら、アトラクションに乗る順番についてあれこれ話してきました。

「・・・ひらめくん。聞いてる?」

(可愛すぎる・・・)

「ごめん。近すぎてそれどころじゃない・・・」

女子の顔が直ぐそこにあり、身体全身で体温を感じるシチュエーションで冷静になろうと必死で、話を聞く余裕がありませんでした。

天国のような、地獄のような時間を堪え、東京駅で乗り換え。いつもはそれなりに距離がある二人ですが、その日は奈央の距離が近いような気がしました。物理的な距離だけではなく、なんとなく、友達の距離ではない。

このままでは、僕の中心部が暴発しかねない。冷静沈着な自分をを保つ精神力が限界になり、本能に支配され、舞浜駅周辺のホテルに連れ込み、ディズニーより楽しい、あんなことやこんなこと・・・なんて妄想が始まってしまいました。

「奈央さん。距離が近い・・・」

「ダメ?」

「いや、ダメじゃないし、すごく嬉しいんだけど・・・」

「今日だけはひらめくんの彼女になるって決めたの」

(・・・意味が分かりません)

「どういう意味?」

「ディズニーランドは友達として行くより、恋人同士の方が楽しいでしょ?」

「待て待て。この前は彼氏にはしたくないなんて、いってたじゃん・・・」

「やめたまえ。今日は奈央の彼氏。余計なことは考えるなっ! 楽しむことに集中しろ!」

(・・・)

「・・・はい」

「うん。素直でよろしい」

はちゃめちゃな話ですが、本日だけは限定で恋人ごっこをするという奈央のアイデアに乗り、ディズニーランドを満喫することにしました。

恋人同士で行くディズニーランドは最高だ。だけど、本当の彼女ではないから複雑・・・ - 底辺からの視線

友達、親友、恋人の違いは何なのか。肉体関係だけなのか?

男女間の友情と恋人の違いは肉体関係の有無? 肉体関係があれば恋人で肉体関係がなければ友達というのも違う気がします。

友達同士でも間違いが起き、肉体関係を持ってしまうこともあるし、セックスレスなんていうカップルだっています。なので、肉体関係があれば恋人という理論は破綻しているのです。

僕がいくら口説いても彼女になってくれない娘(仮に『奈央』とします)に彼女と友達の差は何かと聞かれ、面倒くさくなって話題を変えようとしたのに、食らいついてきました。

以下の投稿の続きです。

男女間の友情なんて綺麗事です。あるハズがない。 - 底辺からの視線

 

友達と恋人の差は肉体関係だけなの?

彼女になって欲しいのに「今の関係と何が違うの?」なんて聞かれました。面倒くさくなり話を終わりにしようとしました。

「終わり」

「なんか不思議じゃない? 友達と恋人って何が違うんだろうね?」

「SEXするかしないかだよ。終わりにしようよ」

「ひらめくん。彼女じゃなかったらSEXしない?」

(・・・女子の口から『SEX』なんて聞くとなんかエロい・・・)

「するかもしれない・・・」

「でしょ? 奈央だって順番とか気にしないというか・・・」

「えっ? じゃあ、今か・・・」

「ムリっ。変態っ!」

(被せてきやがったな・・・)

「奈央さんがスケベな話、続けてんじゃん・・・」

「奈央たちも恋人に見られているかな?」

「う〜ん。まあ微妙だわな」

「ひらめくん。奈央に『付き合って』っていうんだったら、今の関係と何を変えたいの?」

「・・・」

「奈央のカラダが目当てなの?」

「いや違う。違くはないけど・・・。なんだ?」

「でしょ? 今の関係で問題なくない?」

「なんか違うじゃん? 誰かに奈央さんを取られたくないとか・・・」

「そんなのは今でも一緒だもん・・・」

(恥ずかし気もなく、言ってくれてありがとう。そこまで思ってくれてるなんて幸せですよ・・・)

と思いつつも、悪い癖で僕の口が勝手に奈央をからかい始めます。

「奈央さん。俺に惚れたか?」

「それはない。なんか親友になりそうな気がするけど彼氏にはできない」

(よく分かんないんだよな・・・)

友達と恋人の間にあるもの

二人で色々と恋人と友達の差を考えたんだけど、結局は答えは出ませんでした。お互いのことを認め合うのが恋人であれば、僕と奈央は裸より恥ずかしい本音の部分を見せ合い、認め合っているつもりだし、僕が他の女の子と仲良くしていると奈央は嫉妬するらしい。まあ僕も奈央が他の男とイチャついていたら腹が立つと思う。

僕は「来るもの拒まず去るもの追わず」というスタンスなので、関心がなくて一緒にいて楽しい人間は友達、その人に関心が出てきてお互いに本音に近い話ができるのが親友だと思っています。さらに恋人だと何? 相手が自分を求めて欲しい? それは今と何も変わらない。なんで奈央を彼女にしたいんだ? こんな面倒くさい娘なのに。面倒くさい。本当に面倒くさい・・・。

「まあ、奈央さんが楽しけりゃ良いし、少なくとも俺は今でも十分楽しい」

「でしょ? 奈央もひらめくんと一緒にいて楽しいからそれで良いと思うんだ。ただ、ひらめくんに彼女ができたら、ちょっと寂しい気がするだけで、奈央にはそれを止める権利はないんだよ」

「で、今日はホテルに泊ま・・・」

「ムリだって。クルマ買って、お金ないんでしょ?」

「そこはどうにかするよ。迷惑かけないから、すぐいくし、3秒、いや2秒・・・」

「それじゃ奈央、いけないじゃん?」

「えっ?」

「えっ?」

顔を赤らめる奈央が愛おしい・・・。大きな愛で包んであげたい・・・。

「ヤバい・・・。ひらめくんのペースじゃん?」

「待て待て。奈央さんがスケベな妄想してるだけじゃん?」

「・・・」

本気なのか、冗談なのか、わからなかったけどこんなバカな話をできる関係も悪くない・・・。

「そうやって女子を騙してるの?」

「ん? 聞き捨てならん。俺がいつ奈央さんを騙した?」

「ズルいよね。いつもそうやって自分は悪くないみたいな・・・。勘違いをさせておいて・・・」

「えっ? 俺?」

「ひらめくんの本性を知らない娘だったら勘違いするよ・・・」

「しないって。みんな分かってるよ」

「みんな誤解するよ・・・さやかだって・・・」

「さやかちゃんは関係ないから」

「ごめん・・・。そうね。ちなみに初デート行くとしたらどこ行く?」

「相手によるかな〜。初めてでしょ? あまり話さなくて良い所だろうな、映画とか・・・」

「居酒屋とか?」

「居酒屋はないねぇ。話さないといけないからね」

「ひらめくんとは飲み屋でしか会ってない気がする」

「ハハハハッ! 間違いないっ。仕事帰りだと飲みくらいしかないじゃん? 後、ホテル?」

「ひらめくんって休みの日、何してるの?」

(完全に流されたな・・・)

「掃除して、洗濯して、スロット行って、飯食って、酒飲んで寝る感じ?」

「おじさんじゃん・・・」

「奈央さんは?」

「演劇とか映画とか、買い物・・・。まあ普通な感じだよ。友達からとランチとかね」

「ふ〜ん」

(・・・そういえば奈央さんとは飲み屋以外に行ってないな・・・)

「奈央さん。今度、デート行こうよ。デート。ディズニーランドとかさ」

(ごめんなさい・・・。調子に乗りました。睨まないでください・・・)

子供ぽいといわれるけど、僕は『ディズニーランド』が好きというか、非現実を無理矢理に味わう空間が好きというか、本気で楽しめる人間とそうじゃない人間の見極めというか、変な話、飲み屋の次に素の人間を発見する場としてディズニーランドに娘を連れて行き、本性を炙り出すのが好きなのです。

「ディズニーランドは行きたいけど・・・。ひらめくんとねえ・・・」

「いいじゃん。行こうよ」

「う〜ん。一緒に行く相手がひらめくんか・・・」

(・・・そこまで僕と行くことに悩まなくても良くないですか?)

「ごめん。ひらめくん。考えさせて」

「うん」

奈央曰く、ディズニーランドは恋人同士で行くのがイチバン楽しい。その『夢の国』に彼氏でもない僕と行くのが納得いかない。そもそも、友達と恋人の違いは何なのか。遊びに行くのとデートに行くの違いは何なのか。

友達、親友、恋人の違いは何なのか。

結局、その答えが見つからないと先に進めない二人だったのです。

自分より相手の方が大切か?

色々と話したんだけど、SEXは好きでもない友達間でも間違いとしてあるという僕の経験を奈央に「ゲスな人間だ」と否定されながらも認められ、肉体関係があるかは友達と恋人の境界線にならないという結論になりました。

そして、どこが友達と恋人の境界線かという議論が続くのですが、最終的には相手の方が大切だと思えるのが『恋』そして、その相手が恋人だという結論に落ち着きました。

つまり、友達と恋人の違いは、自分と相手、どちらが大切に思えるか。自分が我慢してでも相手が望むことを叶えたいと思えるのが恋人。相手の気持ちが気になり、夜も眠れないというのも、相手のことを思っているからだし、恋人のためなら自分を押し殺し相手に合わせることができる。

自分よがりのSEXをするのではなく、相手のためのSEX。自分がいくことよりも相手を気持ち良くさせる思いやる心があるかないか。それが恋人と友達の違い。

そんなバカな話を真剣に話して夜も更けていきました。

ディズニーランドは夢の国。初デートに誘えた - 底辺からの視線

社会人一年目で無理してクルマを手に入れる必要性はある?

クルマは男のステータス。なんて言われていたのは30年も前の20世紀の話。

ですが、男の子は無理をしてでもクルマがあった方が良い。借金に追われ苦しい思いをするんだけど、そんなツラさも後になれば笑い話で、クルマで作る思い出の方が大切です。

今から20年以上も前の話。僕は社会人になって直ぐにクルマを買い、ツラく苦しい思いをしながら維持し、たくさんの思い出を作りました。そのクルマは結婚して子供が生まれるタイミングで手放してしまいましたが、今でも色々なことを思い出させてくれる良き相棒でした。

社会人になって直ぐの夏のボーナスを全額頭金(5万円)にして、2年ローンでクルマを買いました。

中古で乗り出し50万円のユーノス・ロードスター。当時でも9年落ちの1991年生まれの古いクルマです。新卒で、クルマを持つというのは当時でも贅沢だったと思いますが何の躊躇いも不安もなく、ただただ嬉しかった記憶しかありません。

もちろん、駐車場代、ガソリン代、保険、税金、車検などなどお金に余裕がなく大変だったハズですが、そんな苦労より、楽しかった思い出の方が記憶に残っています。

2000年当時も、今と同じ不景気で「贅沢は敵だ」という雰囲気がありましたが、それでもクルマを買い、周りの人間からは「バカだ」とか「ムダだ」なんて言われました。だけど、クルマがあったから女子とのドライブも楽しめたし、友達と旅行にも行けたし、暇なときの時間潰しにも、急な出張や帰省、本当に大活躍をしてくれました。

そんなクルマとの出会い。

偶然、見つけたユーノス・ロードスター

なんとなく、社会人としてのリズムを理解しはじめ、仕事帰りにパチスロに立ち寄るくらいの余裕が出てきた5月の終わり。普段は駅と自宅の間しか歩かないんだけど、天気も良いので近所の探索をしていました。

大通り沿いを駅と反対方向に歩き、エッチなDVDや大人のおもちゃを売っている店を発見して一人で興奮したりしながら歩いているとディーラーを発見。

(・・・ロードスターか、懐かしいな・・・)

学生時代、友達の父親が深緑のロードスターに乗っていたのを思い出し、何気なくプライスボートを確認しました。60万円、40万円・・・。彼女がいるわけでもないし、ひとりでの移動がメインだから2シーターでも問題ないんだよな。40万円だと車検通して、乗り出し60万円くらいか・・・。

「ご覧になられますか?」

ディーラーの中からではなく、歩道から不意に声をかけられて焦る・・・。制服姿のお姉さんがニコニコと箒とちりとりを持って立っていました。

「あ、はい・・・」

「学生さんですか?」

「社会人です・・・」

ロードスター可愛いですよね?」

「そうですね」

「私も乗っているんですよ。見ます?」

(綺麗なお姉さんだな・・・)

「新しいロードスターより、ユーノスの方が良いですよね?」

「そうですね」

お姉さんと並び、ディーラー内へと案内されました。その間、お姉さんのお喋りが止まりません。

「Vスペのネオグリーンの落ち着いたカラーも良いんだけど、クラシックレッドの可愛いさは抜群ですよね。ユーノスって可愛いクルマじゃないですか〜。なので、クラシックレッドか、Jリミのサンバーストイエローの二択だと思うんですよね。ネオグリーンも人気だったけど、ジェントルマンってイメージなんですよ。まだ落ち着く年齢じゃないっていうか、分かります?」

「そうですね」

なぜか歩きながら奥のプライベートスペースに歩を進めるお姉さん。

「ユーノスの場合、パワーウィンドウはオプションだったので、あっ、でも大体付いてるか・・・。ロードスターって比較的、フル装備で買われた方が多いんですよ。なので基本的にはメーカーオプションは付いている車が多いんです」

「そうなんですね・・・」

可愛いお姉さんの口から、溢れ出てくるロードスター愛に溺れそうになりながら、従業員用の駐車場へ。

「見て!  私のJリミちゃん。可愛いでしょ?」

「可愛いですよね」

「ちなみに、ロードスターに乗るならマフラーと車高調は変えた方が良いですよ」

「はあ」

「(車高を)落とし過ぎると下品になるけど、少し落とした方が一体感が生まれ、オシャレに見えるんですよ。どうです? この子も少し落としているんです。可愛いですよね」

「・・・そうですね」

ロードスターは車高が低いから、今日みたいな(制服の)スカートだと・・・パンツが見えそうになるし、ロングスカートだとドアに挟まりそうだし、女子としては服装に気をつけないといけないから大変なんですよ」

(見せてもらっても構わない。いや、むしろ見たい。見せてください)

確かにロードスターは座席が低いので、乗り込むときにかがむ必要があります。必然的に足を開かなければ乗り込めないので、パンツが見える確率が高い・・・。

「私も最初、クラシックレッドの子が欲しかったんだけど、Jリミが出たらこっちかなって」

(話の脈絡の無さは、女子特有なんだよな・・・)

「そうっすね。黄色のロードスターも可愛いすね」

「ですよね。良かった。もうすぐ車検なんだけど、通すつもりなんですよ。まだまだ乗るつもりなんです」

「ちなみに、Jリミテッドの特別色は『サンバーストイエロー』と言うんですけど、塗装工程が他の色に比べて、約4倍の工程が必要で、コストがあがっちゃうらしいんです」

「へえ、そうなんすね」

「内装も、ナルディ製ウッドステアリングでしょ。それにシフトノブとウッドパーキングレバー。特別な装備になっています」

「ほう」

「他にも、パワステも標準装備だし、パワーウィンドウ、後なんだっけ? つまり、可愛いだけじゃなくて、色々とついてお得だったんですよ」

ロードスターより、よく喋るお姉さんに興味の矛先が変わってきてしまいます。

(よく喋るし、可愛いし、彼氏とかいるのかな・・・)

「あっそうだ。お客さんなんだよね。ごめんね」

「いえいえ」

「ちょっと待っててキー取ってくる」

制服のタイトなスカートの後ろ姿で心の保養をしていると、急に振り返り

「コーヒー飲む?」

「いや、いいです」

「うん。ちょっと待ってて」

(お姉さん・・・完全にタメ口になってますよ・・・)

鍵を片手にお姉さんのマシンガントークが始まりました。

「この子はワンオーナーで、ずっとうち(ディーラー)がメンテナンスしてきたから、状態はバッチリ。ちょっと距離は伸びているけど大丈夫」

「そうなんですか」

「記録簿も揃っているしね。ちなみにユーノスってマツダの販売チャンネルのひとつって知ってた?」

「知ってますよ。後、アンフィニとか、オートザムとかですよね」

「正解。でね、ユーノスって、ダサいマツダのイメージを感じさせないようにするための戦略だったんだって」

マツダの社員がダサいって言って大丈夫なのか?)

「へぇ〜」

「ユーノスってロードスター以外に人気車種が出せなかったんだよ。車に詳しくないと『ユーノス』イコール『ロードスター』と言うか、どっちが車の名前なのか分からない人もいるんだって」

「まあ、分からなくもないっすね」

「まだ塗装も綺麗でしょ? 屋根付きの車庫に駐車をしていたらしいので、あまり焼けていない」

9年落ちの車としては、凄くきれいです。それより、ロードスターのボンネットを指でなぞお姉さんの手にゾクゾクしてしまいます。

「内装も見る?」

「お願いします」

「ちょっと待って。幌開けるよ」

低い運転席に膝をつけ、手慣れた手つきで幌を開けてくれました。スカートから伸びるお姉さんの御御足が気になってしょうがありません。

見えそうで、見えない。究極のエロリズム。

「ちなみにロードスターは茶室をイメージしているのでドアノブも他の車とは違うデザインになってるんだよ。指を入れて開けるんだ」

「おぉすげ〜」

「ちょっと乗ってみて。ロードスターは、茶室に入るための『にじり口』のイメージで、背を低くして茶室に入る感覚、非日常への入り口を演出してるんだ」

ちょっと乗り降りしにくいのは、そんな理由なのですね。後付けかもしれないけど。

「どう?」

「良いっす」

「何が?」

(えっ、なんで怒ってんすか?)

「なんか狭いんだけど、しっぽり来るっていうか・・・」

「うん。そうなんだよね。ロードスターって、窮屈に感じるけど全てに手が届くというか、運転に必要な操作がしやすいんだよね」

(セーフ。間違ってなかった・・・)

なぜか、お姉さんの機嫌をとらなければいけないような気になってきました。

「他に気になるところ、ある?」

幌を開けているので、運転席に座っていると外にいるお姉さんを見上げる感じになります。普段は味わえない光景に身体の中心が反応してしまいます。

(・・・可愛いっす。惚れてしまいそう・・・)

「内装はシンプルっていうか余計なモノがない」

「そう、ロードスターの内装はシンプル。シンプルというか安っぽい。それには理由があるんだ。ロードスターは走り以外に出来るだけ、コストをかけないことにチャレンジしたんだって。誰にでも手が届くように、コストダウンをしたんだ。でも簡単じゃなかったそうじゃ。凄く苦労をしたそうな。じゃかな、それが日本の侘び寂びの精神なんじゃよ」

(なぜに、おばあちゃん?)

「エンジンをかけてみたらどうじゃ?」

キーを捻る。

ブオオオン、ボボボボ・・・。

「どうじゃ、この子もマフラーが変えられているんじゃ。この上品な音。ワシのロードスターと同じ柿本改のマフラーなんじゃよ。おすすめじゃ」

確かにうるさくなくない。上品なエンジン音だと思う。

「どうじゃ、寒いし、中でお茶でも飲まんかね?」

ユーノスロードスターは、ナンパなクルマと言うイメージを持っていたのですが、お姉さんの説明の上手さもあるけど、ロードスターの良さが分かってきた気がしました。

「試乗はできないですもんね・・・」

「う〜ん。この子は車検がないから試乗は出来ないなあ。私のジョージだったら、助手席に乗っても良いけど?」

(お姉さんのJリミテッドはジョージって言うんですか?)

「あっ乗れないなら良いですよ。状態良さそうだし。違う車に乗っても意味がないですよね・・・」

「ちょっと待ってて。店長に言ってくるから。ジョージに乗ってよ」

お姉さん、ちょっと待ってください。

話、聞いてます?

被せ気味に話していますが、ジョージに乗る必要あります? と言うか、ジョージに乗せてくれるなら、お姉さんにも乗せてくださいよ・・・

長くなってきたので、以下の投稿に続きます。